観戦記

実は、私が阪神の試合を見に行くと勝てないというジンクスがあります。
ここのところ薄れてきてますけど、それでも今年はまだ勝ってなかったり。
連勝中に行っても勝てず優勝しても勝てず、あの伝説の85年のダイナマイト打線を擁する時ですら勝てませんでした。
一昨年の優勝の時に勝って、その前はたしかバースが2本ホームランを打った大洋戦だったかなと遠い目をしてしまった本日のわたくしでした。

そういえば昨日まで11連敗を喫していたファイターズの坪井選手は元阪神の選手で、野村監督の下で頑張ってらっしゃいました。
この連敗中、その時の野村監督の言葉を思い出したとか。

「お前らの職業は野球選手や。仕事は勝つ事や」

当時負け犬とかだめ虎とか呼ばれていたタイガースは、野村監督退陣2年で優勝しました。一部のベテラン選手、他球団からの選手以外皆野村監督に見出された選手ばかり、星野フィーバーの影ではノムさんの手腕を評価する評論家達がたくさんいました。
私のイメージでは、星野監督は起用の達人、野村監督は先読みの達人といった感じです。この二人の順番が逆であったらおそらく優勝は無かったでしょう。
その後ベテランの桧山選手が元監督であるノムさんに送った年賀状は
「最近ようやく、あの頃監督が言っていたことがわかってきました」
だったといいます。
その言葉をさしたものとは言えないかもしれません。でも、全てはそれに集約されている気がします。

2005年06月13日 01:07

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